「私には、実績がない」
実績と聞くと、
- 大きな売上をつくった
- たくさんのお客様を集めた
- 資格を取得した
- わかりやすい成果を出した
といったものを思い浮かべるからかもしれません。
もちろん、それも実績です。
でも、実績は目立つ成果だけではありません。半年、1年、数年と続けてきたことも、見方を変えれば立派な実績になります。
今日は、これまで「続けてきたこと」を振り返ってみませんか。
続けてきたことの中にある経験
私自身、noteを長く毎日書き続けています。
最初から文章を書くことが得意で、迷わず続けられたわけではありません。
何を書けばいいのかわからない日も多くありました。反応が少なくて、「このまま続けて意味があるのかな」と思うこともありました。
時間がなくて、書くことを負担に感じる日もありました。
ここまで、毎日同じやり方を繰り返してきたわけではありません。
書く時間を変えたり、伝えたい相手を考え直したりしてきました。
迷ったときには振り返り、続けにくくなったときにはやり方を見直しました。
「毎日noteを更新した」という結果の裏には、続けるために試したことや、うまくいかなかった経験がたくさんあります。
続けてきたことを実績として見るとき、大切なのは期間や回数だけではありません。
その途中で身につけた工夫にも目を向けることだと思います。
続けた期間だけでは見えないもの
たとえば、半年間SNSを続けてきた人がいるとします。
本人は、「フォロワーがあまり増えていないから、実績とは言えない」と思っているかもしれません。
けれど、その半年の間には、
- 忙しい日にも投稿するための準備をした
- 読んでもらえる伝え方を考えた
- 反応がなかった投稿を見直した
- 自分に合う発信の頻度を探した
- 誰かの反応を受けて内容を変えた
といった経験があるはずです。
これは、実際に続けた人だからわかることです。
子育てや家事も同じです。
家族の予定を調整してきたこと。
限られた時間で食事や家事をこなしてきたこと。
思いどおりに進まない状況で、何度も方法を変えてきたこと。
毎日、当たり前にしているため、自分では大したことではないと思ってしまいます。
でも、その経験を必要としている人から見れば、「どうやって続けてきたの?」と聞きたくなることかもしれません。
一度やめたことも、振り返る価値がある
続けてきたことを考えるとき、「今も続いているもの」だけを探さなくても大丈夫です。
途中でやめたことや、一度離れてから再開したことにも経験があります。
なぜ続かなかったのか。
何が負担になっていたのか。
再開するときに、何を変えたのか。
そこまで振り返ると、「自分は継続が苦手」という一言では片づけられないことに気づきます。
続けられなかったのは、意志が弱かったからではなく、今の生活に合わない方法だったのかもしれません。
目標が大きすぎたのかもしれません。
自分が本当に大切にしたいことと、ずれていた可能性もあります。
うまくいかなかった経験から改善したことも、自分が身につけてきたものの一つです。
「何を続けたか」から「なぜ続けられたか」へ
続けてきたことを振り返るときは、まず期間や成果を確認します。
そのあとで、もう一歩だけ深く見てみます。
「私は、なぜこれを続けられたのだろう?」
好きだったから。
誰かに喜んでもらえたから。
生活の中に組み込んだから。
一緒に取り組む人がいたから。
完璧を目指さなくなったから。
記録を残し、小さな変化を確認していたから。
続けられた理由には、その人なりの考え方や工夫があります。
そして、その工夫は別の場面でも使えるかもしれません。
「決めたことを習慣にする方法」
「忙しい中でも無理なく取り組む方法」
「止まったあとに戻る方法」
「失敗をもとにやり方を変える方法」
自分にとっては当たり前でも、同じところで困っている人には役立つ経験になります。
今日、見直してほしい3つ
これまで半年以上続けたことを、3つ思い出してみてください。
仕事だけに限らなくて大丈夫です。
趣味、家事、子育て、学び、発信、地域活動、家族のサポートなども含めます。
3つ思い出したら、その中から一つを選び、次の問いに答えてみます。
私は、なぜこれを続けられたのだろう?
すぐに答えが出ないときは、次の順番で振り返ってみてください。
- やめたくなったのは、どんなときだったか
- そのとき、どうやって乗り越えたか
- 続けるために変えたことは何か
- 始めた頃より、できるようになったことは何か
「続けた」という結果だけを見ていたときには気づかなかった、自分なりの工夫が見えてくるはずです。
大きな成果が出ていなくても、その過程で身につけたものはなくなりません。
続けるために考えたこと。
失敗して変えたこと。
やめそうになっても戻ってきたこと。
それらも、これまで自分が積み重ねてきた実績です。
「続けてきたこと」がすぐに思い浮かばないときは、まず仕事・子育て・暮らしの経験を広く振り返ってみてください。
自分では当たり前だと思っていたことの中に、忘れていた経験が見つかるかもしれません。
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